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2009年10月9日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:フェンダー

テレキャスター

テレキャスターは、フェンダー社の創設者、レオ・フェンダーが開発したギターで、世界初ソリッド・タイプのボディを持つ(つまりボディに空洞部分がない)。 ただし、バリエーションとして部分的に中空部分を設けてfタイプのサウンドホールを設けたシンラインという派生機種もある。この他にも、カスタムやデラックス、エリートといった派生機種も多数存在する。
当初はブロードキャスターという名前で発売された。しかし、楽器メーカーのグレッチが既に類似の名称をスネアドラムで商標登録していたため、名称の変更を余儀なくされたフェンダー社は1951年にテレキャスターと改名した。
特徴
ボディに空洞部分がなく、さらにネックとボディを別々の工程で製作し最終的にボルトでつなぐ、というもの。それまで主流だったフルアコースティックタイプのギターではボディが空洞でしかもネックの接合をニカワなどで接着していたため、非常に正確で緻密な作業が必要とされた(逆にその職人的な作業工程が高級木工品ともいえる美しいギターを生んだとも言える)。またギブソン社のギターのようにボディ表面をなめらかな曲線仕上げにするのではなくフラットにするなど、工程を単純化し大量生産に向けたアイデアが施されている。
さらにボリューム、トーン・コントロールなどのスイッチ類を、ボディ裏から木をくり抜いてセットするのではなく、ボディ表面にプレートごとネジ止め(さらに配線もこのプレート裏面を生かして配線されている)、ピックアップもボディ表面から取り付けるなど、流れ作業的な大量生産を可能にしている。
サウンド
フェンダー社のギターの特徴はやはりシングルコイルを生かした、澄んだ高音域に特徴のあるサウンドである。ギブソン社のハムバッカーに比べるとノイズを拾いやすいという欠点はあるが、硬質ではっきりとした音が出せる。このためフェンダーのギターは主にカントリーやハワイアン、ロックンロール等でよく使用される。
テレキャスターにはフロント、リアの二つのピックアップが搭載されているが、やはりパワーのあるリア・ピックアップがよく使用される。フロントの方は当時発売されていなかったエレクトリックベース代わりとしても使用できるように開発したらしく、こもったような音でいまひとつパワー不足でキャラクターがはっきりしないためローリング・ストーンズのキース・リチャーズなど、フロントをハムバッカーに交換してしまうギタリストもいる。
これに比べてリアは実にパワフル。ストラトキャスターなどに比べるとかなり腰のある音で、ハードロックなどにも応用しやすい。それでいてシングルコイル独特の高音域は失われておらず、特にヴォーカリストが歌いながら弾くのには最適(ヴォーカルの音域とかち合わない)。桜井和寿、山下達郎、桑田佳祐など、テレキャスターを弾きながら歌うヴォーカリストも多い。
発売から50年以上がたった今(2006年現在)も生産され、新たな派生機種が誕生している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2006年4月20日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:フェンダー

ストラトキャスター

ストラトキャスターは、フェンダー社のレオ・フェンダーによって開発され、1954年に発表・発売されたギターである。テレキャスターで培ったアイデアをさらに発展させたものであり、ギブソン社のレス・ポールモデルと並び、エレキギターの代表的な存在である。
特徴
フェンダー社のギターは大量生産品として設計されており、大量生産を可能にするために、生産工程についてさまざまな簡略化がなされている。角度のないネックヘッド、ボルトオンネック、電装系をすべてマウントしたピックガードなどがそれにあたるが、これらのアイディアは、伝統的なギター製作からはかけ離れたものであった。しかし、これらは結果的に成功し、後年のコンポーネント・ギター登場への道を開くことになった。ボディとネックは、従来のギター製作の常識では膠などで接着するべきものであったが、ストラトキャスターではこれをボルトで固定することとした。この点はテレキャスターにすでに見られたアイディアであったが、音質的なディスアドバンテージが見られなかったことから、後発のギターに大きな影響をあたえることになった。さらにボディ表面を覆う大きなピックガードが特徴としてあげられる。このピックガード裏面にピックアップ、ボリューム、トーン・コントロールなどの配線を施している。この仕様はボディ、ネック、配線を別工程とすることを可能にし、生産効率の向上に貢献した。
形状もより工夫されており、高音部が弾きやすいようにボディを大きく削る高音弦側のカッタウェイに加え、ストラップを使用した時のバランスを改善するための低音弦側カッタウェイを採用したダブルカッタウェイシェイプ、ギターを持ったときに腰や肘のあたる部分を削るなどの工夫も見られる。(コンタード・ボディと呼ばれる)なお、外観的な特徴として、ネックのヘッド部形状が大きく分けてスモールヘッド、ラージヘッドの2種類が製造時期によって存在する。
ピックアップはシングルコイルを三つ(ネック、ミドル、ブリッジ)搭載していて、スイッチで切り替えることが出来る。工場出荷時の配線状態では、ツマミは三つ、ピックアップに近い方からマスター・ヴォリューム、ネック・トーン、ミドル・トーンとなっていて、ブリッジ・ピックアップにはトーン・コントロールがない。 ストラトキャスターの革新的な特徴のひとつがブリッジ部分である。このブリッジはシンクロナイズド・トレモロと名づけられた。ブリッジにはスプリングがついており、弦の張力と拮抗してブリッジの位置を維持するように設計されていた。ブリッジにはトレモロ・アームと呼ばれる棒がセットでき、これを操作することで、当時流行していた音程を上下させるビブラート効果を得ることができた。同じようなトレモロ・アームはすでにビグスビー社などによって開発されていたが、フェンダー・ストラトキャスターに搭載されたこのシンクロナイズド・トレモロはその構造の単純さ、さらに音程の可変幅の大きさなどで群を抜いていた。
ボディ材は、1954年の発売当初アッシュを用いていたが、後にアルダーや少量だがアメリカン・バスウッドも用いられるようになった。アッシュは音の立ち上がりがよくプレゼンスに優れ、アルダーは音に粘りがあり、アメリカン・バスウッドは音質にくせがないといったように、それぞれの木材には音質に特徴があり、用途や好みによってユーザーに選好されている。 ネックは発売当初はメイプル1ピースが主であったが、指板面の塗装が剥がれると汚れが目立つというユーザーからの要望もあり後にハカランダ・ローズウッド指板を求めるマーケットに応えて、メイプルのネックにハカランダ、ローズウッドを指板として貼り付けたものが採用されるようになった。メイプルの指盤を求めるユーザーのためにメイプルを貼り付けたものも生産したが、この仕様はギタリストのジミ・ヘンドリックスが使ったために、「貼りメイプル」と呼ばれて特に珍重されている。
サウンド
テレキャスターに比べるとやや軽めの音といった印象である。ボディ上部にピックアップや配線を収納するために大きくボディが削られ、さらにボディ裏に貼られたスプリングの影響か、ギブソン社のES-335に代表されるセミ・アコースティック・ギターに似たキャラクターであると評されることもある。
三つあるピックアップは、ブリッジ(リア)は高音強調、ネック(フロント)は逆に低音の効いた甘い音、ミドル(センター)はその中間といったようにどれも特徴のある音であり、豊富なバリエーションを誇る。ピックアップセレクターをブリッジ・ミドルあるいはミドル・ネックの中間で止めて音をミックスさせる、いわゆるハーフトーンも特徴的。ピックアップの抵抗値の変化により、ガラスの弾けるような繊細なトーンになる。 このハーフトーンは当初はフェンダー社のモデルには存在せず(3ポジションスイッチだった)、一部のアーティスト達が裏技的に使用していたのだが、後に正式に5ポジションスイッチに変更されている。
ギブソン社のレスポールモデルが搭載していたようなハムバッキングピックアップと比べると出力は不足気味で、オーバードライブさせにくいが、マーシャル・アンプに代表される大音量のアンプとの組み合わせにより、ロック・ミュージックに不可欠なディストーションサウンドを得ることもでき、このサウンドが不可欠なハードロックに用いるプレイヤーも多い。
歴史
ストラトキャスターを有名にしたのは、やはりジミ・ヘンドリックスの存在だろう。
それまでハンク・マーヴィンなども使用していたが、ジミは、音量を最大にしたマーシャル・アンプから、大音量ディストーション・サウンドを引き出し、ロック・ギターとしてのストラトキャスターを発掘した。そしてシンクロナイズド・トレモロを120%生かした変幻自在の演奏もあいまって、ストラトキャスターの可能性をはっきりと示した。ジミ・ヘンドリックスに影響を受けてエリック・クラプトンやジェフ・ベックもストラトを使用するようになったと言われている。
エリック・クラプトンによるストラトの演奏はジミ・ヘンドリックスとはかなり対照的である。あまり音を歪ませずギターの生音を生かしたサウンドにより、ストラトキャスターの新たな魅力を引き出した。さらにクラプトンはトレモロをまったく使わず(ブリッジを固定している)、リア・センターのハーフトーンによる繊細な音を聞かせている。
ジミ・ヘンドリックスに多大な影響を受け、そのアクロバティックな側面を受け継いだ一人といえるのは、ディープ・パープルや、レインボウで活躍したギタリスト、リッチー・ブラックモアである。彼はストラトの唯一の弱点とも言えるパワーの不足を、ピックアップを高出力のシェクター製に交換することにより、ハードロックにも十分通用することを証明して見せた。 80年代にはストラトをさらに発展させたようなシャーベル、ジャクソンなどのギターが流行した。イングヴェイ・マルムスティーンをはじめとするネオ・クラシカル派のヘヴィ・メタル・ギタリストが好んで使用したことでストラトキャスター人気が再燃した。ブルース系のギタリストも好んで使用している。現在はヴィンテージ市場高騰により50年代、60年代半ばまでのモデル(プリCBSと呼ばれる)は、状態によっては数百万円、又はそれ以上の価格で取引されることもある。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、イングヴェイ・マルムスティーン、春畑道哉(TUBE)等はシグネチャーモデルも発売されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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